これは雑談記事です！
＜今日の雑談＞
パリ五輪の女子ボクシングで、XY染色体をもつ女性（つまり性染色体の型だけ見ると男性）が金メダルを取って注目を集めていました。
スポーツ競技には以前から性別問題があって、２０世紀の初めころにはアメリカ女子陸上界のスターだった選手が強盗にあって殺されてしまい、死亡後に司法解剖をしたら両性具有だったという問題に始まり、最近の国際陸連の「テストステロン値が一定以上の人は女子競技に出場できない」という新ルールを設けたりもしています。
性現象のメカニズムは複雑で、釣り好きには有名なクロダイはオスとして生まれてやがてメスに変化するという性転換魚だし、ゾウリムシはオス／メスの２性の種だけではなく４性とか、すごいやつになると４８性（四十八手じゃないよ）なんていうのもいるらしい。
ボクが興味を持っているのは、スポーツ競技の男女差と個人差は、どういう理屈で扱いが区別されているのだろうということです。
体重制は合理的だと感じるんです。競技によっては体重差が勝敗に大きく影響をするからなんだろうと。
でも身長差は考慮されないよなーとも思いました。
以前、メジャーリーグで活躍する日本人選手の身長を調べて驚いたことがありました。
松井も大谷も、１９０センチ前後あって、日本人の平均身長からするとずいぶん大きいんです。小さく見えるイチローですら１８０センチでした。
スポーツ競技の男女差に関しては、性分化疾患という視点も関わってきます（というか実態としてはそれが中心か？）。
ヒトが受精卵から成熟して誕生し、その後も発達していく中で、性機能やそれに関連する器官が非典型となるケースがあります。
性染色体は４６個というのが典型ですが（４６ＸＹなら男性、４６ＸＸなら女性）、４５だったり４７だったりする人もいる。
こうした非典型的な発達によって、誕生時に判断された性別とはことなる外見や身体特徴を持つことがある。
国際陸連の新ルールはそれを踏まえたものらしいのですが、「公平」を期するなら身長や体重、女性だけど力持ち、男性だけど脂肪多めといった個人差はどう考えればいいのだろう？
「言い出したらきりがないよ」というのが実務側の本音だと思います。
たしかにそれを言い出したらあらゆる個人差を考慮しなければならないので、競技大会が成立しない。
だからいっそのこと、競技の性別はもちろん、あらゆる考慮をなくしてしまって、文句なしの世界一を決める大会にしたらどうだろう。
ボクはファンタジーアニメが好きで、その中でも異世界のアマゾネス的な超強い女子が出てくる作品が好きなのですが、世界一決定戦をやると、世の中に埋もれている超人的な人が多く集まってきて、盛り上がるんじゃないかなーと思ったのでした。
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