（今日はノートレ日）
＜今日の雑談＞
知り合いから「絶対見て！」といわれた映画『インセプション』を観た。
映画に対する興味があまりないため，この作品が興行的に大成功をおさめたことも，アカデミー賞をいくつも受賞したことも，誰が出演しているかも知らずに観たら，あまりに豪華なチームだったからびっくり。
主演のレオナルド・ディカプリオがすごーくカッコよかったぁ。
彼は独特の魅力があるなぁ（そういう人しかハリウッドで有名にならないのだろうけど）
彼の出演作は『華麗なるギャツビー』を見たんだっけなぁ？という程度にしか観ていなくて，『タイタニック』も『ギルバート・グレイプ』も観てないんだけど，眉と眉間のしわと眼差しが美しすぎる！
『インセプション』はけっこう突拍子もない設定の物語なのに，彼の演技でスーッと引き込まれていく感じでした。
『ウルフ・オブ・ウォール・ストリート』は投資の世界の話だから今度観てみようかなー。
『インセプション』は寝ている間に見る夢を素材にしたＳＦアクションです。最近ＳＦが好きになってきているボクにはちょうど良かった。
どういう仕組みかはいまいち分からなかったけど，他人の夢に侵入して潜在意識の中の秘密を盗み取るという裏家業をしているレオが，渡辺謙扮する謎の大物からの依頼で仕事をするというのが大まかなストーリーです（ネタバレしないために超大雑把な説明ですみません）。
物語の中では，夢に侵入してそこでも夢を見させ，さらにその夢の中の夢でも夢を観させて，登場人物たちは階層が深くなるにつれて時間を長く感じるという世界で襲撃されたり助け合ったりするという，「田中が佐藤が三浦が吉田が石山が殺されたと思い込んでいることをウソだと言っていたと供述したことに驚いた」みたいな展開になっていて，観ているボクはいい感じに頭がこんがらがってきて，そこが魅力的でした。
アニメでおなじみのダンジョンクエストを連想させるような物語構造ですね。
出演者はレオと渡辺のほかに，トム・べレンジャーとかマイケル・ケインとか，往年の名優がそろってて，音楽はハンス・ジマーだし，とにかく豪華でした。
これで失敗は許されなかっただろうな。
監督のクリストファー・ノーランは「時間」を仕掛けに使うのが上手なんだろうか？
たしか『メメント』っていう映画も前向性健忘っていう「新しい記憶が定着せず次々失われていく」という症状（これは本当にある記憶障害です）を利用した話だと聞いたような。
というわけで，「『インセプション』おもしろかったよ！」と，これを「絶対見て！」といった知り合いに報告してあげよう。
けっこう長い映画だったけど，長さを感じませんでした・・・って，これも時間のマジックなのかー。ノーラン監督すげー。
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