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識字率のなぞ

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これは雑談記事です!

<今日の雑談>

令和4年の義務教育就学率は99.96%です。

100%じゃないんですね。

小学校に就学していない子どもが0.04%存在するということです。

しかも平成元年は99.99%だったから、わずかながら低下しています。

 

なぜこんな数字を調べたかというと、アニメ『本好きの下克上~司書になるためには手段を選んでいられません~』を観ていて識字率のことが気になったからです。

読み書きができるって、いまの日本では当たり前のように感じるけど、世界レベルで見ると平均74%なんだそうです。

 

以前中上健次が対談で、「(自分は)字が読めないと周囲から思われていた」と発言したことがあり、いくらなんでも戦後生まれの人間に対して「字が読めない」と思う人なんているんだろうかと思ったものです(当時中上は羽田空港で荷下ろしの肉体労働をしていた)。

 

江戸時代から第2次世界大戦前までの時期において、日本の識字率は世界的に見ても驚異的な高さだと言われていて、戦後の高度成長を支える重要な資源となったことでしょう。

 

で、その識字率の高さがなぞなんです。

ボクはてっきり、日本が富国強兵策の一環として教育制度を整えたら、まじめで働き者な国民性と相乗効果を発揮して、識字率が上昇したのだと思っていました。

しかしことはそれほど単純じゃないみたいで、発展途上国に見られるような、組織的・体系的な教育キャンペーンが行われたという形跡はないそうです*1

 

じゃあ何が識字率の底上げに貢献したかというと、寺子屋の存在が大きかったらしい。

しかも興味深いことに、寺子屋って庶民の学習機関として自然発生的に出現し、日本全国に普及していたらしい。

どうして!?

国策でもないのにどうしてそんなに教育熱心だったんだろう。

『本好きの下克上』や『現実主義勇者の王国再建記』には、読み書き計算を子どもや貧民に教えて就業力を高めようとする場面が出てきます。そういう発想は寺子屋の存在を知っているボクたちからすると自然なことですが、そうでない国の人から見たら奇異に感じられるのかもしれない。

 

この江戸時代からの識字率の高さと、現代の英語力の低さのアンバランスは、日本の戦後教育が何かしくじったからなんだろうなーと思ったのでした。

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