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＜今日のお勉強＋＞
今日から日本銀行券が新しくなる。
渋沢栄一、津田梅子、北里柴三郎がそれぞれ１万円、５千円、千円の顔になる（下図はjiji.comの画像）。
こうしてみると、お札の顔は圧倒的に近代に偏っている。最初の聖徳太子が唯一の非近代の人（飛鳥時代／古代）の人で、理由は分からないけど戦国武将や近世の学者・芸術家は選ばれていない。どうしてだろう？
日本銀行のホームページによると、紙幣の肖像に選ばれる条件は法令で決められているのではないとのことなので、誰を選んでも「法令違反」にはならないそうだ。
ただ、おおむね（役所の好きな言葉の一つ）次のような理由で選ばれているという。
- 偽造防止の観点から、なるべく精密な写真を入手できること
- 肖像彫刻の観点からみて、品格のある紙幣にふさわしい肖像であること
- 肖像の人物が国民各層に広く知られており、その業績が広く認められていること
新紙幣の３人って、そんなに国民各層に知られているのかしら。
武将が選ばれないのは精密な写真がないからなのか？（聖徳太子は写真がないけど）
現代の日本で将来お札の肖像に選ばれるとしたら誰だろう。
科学者なら湯川秀樹、山中伸弥、小柴正俊、文学者なら川端康成、小林秀雄、芸術なら川久保玲、小澤征爾、大衆文化なら手塚治虫、鳥山明、財界人なら松下幸之助、豊田喜一郎、本田宗一郎、政治家なら吉田茂、佐藤栄作、田中角栄、中曽根康弘、安倍晋三あたりかなあ。
女性が一人しかいないな。女性なら女性初の国会議員の園田天光光（今日初めて知ったから知名度低いか）、ボクが無知なだけだろうけど、こうしてみるとグローバルに活躍した女性が少ない気がする。
でも３０年後ならわからない。もっとすごい人が出てきそうな気がする。
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