Re: マイナスから始めるデイトレ生活

デイトレと雑談を楽しむ人に読んでほしいブログ

億り人になるか,金持ち父さんになるか,世界の富裕層になるか,って話。

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<今日はノートレ日> 

 

【今日のノート:億り人になるか,金持ち父さんになるか,世界の富裕層になるか】

急に現実感覚を喪ったわけではないので,ご心配は無用です。

 

四季報オンラインが投資本の年間ランキングを発表して話題になっていました。

気になる方はこちらのリンクから全体をご覧ください。

投資本って,けっこう曖昧なジャンルですね。

決算書の読み方から,FXのトレード法まで,実にいろいろな本がランクインしてます。

脂っこい印象のタイトルが多いのも,このジャンルの特徴でしょうか。

タイトルだけでも楽しめちゃうお得感があります。

 

ただ,この中で1つ,驚異的だと思った本があったので,いつものように好奇心を満たそうと,いろいろ調べちゃいました。

驚異的な本とは,ロバート・キヨサキの『金持ち父さん,貧乏父さん』です。

 

じつはつい最近まで,この有名な本を読んだことがなかったんです。

不動産投資に関するブログ「アパート建築営業マンが不動産投資してみた」の中で,おすすめ本として最初に紹介されていて興味をもちました(このブログは以前ボクのブログでもご紹介しているので,未見の方はこちらの記事をご覧ください)。

 

この本はたしかに投資についても書いてあるので,投資本には違いないのですが,投資・マネー系の中でも特異な領域を形成している書物群に含まれると思います。

投資本というよりも自己啓発本という印象を受ける点に特徴があります。

たとえば,年間ランキング3位の「ほったらかし投資術」を読んで,自己変容を起こす人はあまりいないでしょうし,本自体もそういうことは求めていないように感じます。

 

ところが『金持ち父さん』やその系統の本では,人格や世界観も含めて根本的な自己改造をし,大金持ちになろうと読者を誘う点が,とても興味深いと思います(マインドセットとかいう言葉で表現されることが最近は多い気もします。心構えとは意味が違うの?)。

「お金持ちな自己啓発本」と名付けてみました。

初めて書店でこの本を見かけた時の印象は「怪しげな本だなー」でした。

 

ボクが驚異的だと思うのは,この本が10年間売れ続けているからです。

2013年に翻訳出版されていますから,アベノミクスで株式市場が活況だった頃に日本に登場したということになります。

それから10年,間もなく新NISA制度が開始されるのを控えて投資ブームが来つつあるとはいえ,投資のノウハウ本でもない『金持ち父さん』が年間4位というのは,不思議な引力を持った本だと言わざるを得ません。

 

原書は1997年に出版されています。

この年はロバート・マートンマイロン・ショールズノーベル経済学賞を受賞し,颯爽とヘッジファンドのLTCMに運用チームの一員として参画したものの2年で破綻という,ノーベル経済学賞黒歴史が作られた年でもあります(関連してますが,アジア通貨危機が発生した年でもあります)。

また,へえ!と思ったのが,ロバート・キヨサキがトランプ元大統領との共著を2冊も出していたことです。2冊とも翻訳されているみたい。

『あなたにお金持ちになってほしい』

『黄金を生み出すミダスタッチ』

どういう接点があったのか知りませんが,「あなたにお金持ちになってほしい」なんて,読書欲をそそられます。

 

さっきボクは,『金持ち父さん』を投資本というより自己啓発本だと書きました。

さらに言えば,この系統の書物群は,億り人になる,金持ち父さんになる,世界の富裕層になる,といった感じで,「みんな―!大金持ちになろうよ!」と,ものすごくピュアに呼びかけてくるところが興味深くって,いまボクにはこのジャンルの本のブームが来そうになっています。

 

大金持ちになろう!と呼びかける本って,昔からあったんでしょうか。

最近ボクが読んだ本と言えば,『ある行旅死亡人の物語』とか,『「その日暮らし」の人類学』とか,どちらかというと富裕層とは無縁の人生に関わる本が多かったので(デイトレの勉強もちゃんとやってますから!),お金持ちな自己啓発本が発するまっすぐな欲望がとても新鮮に感じられます。

 

『金持ち父さん』を金融リテラシー教育の本だという見方もあるようですが,そんな京料理のような薄味の本ではないと思いました(京料理を悪く言ったんじゃないですからね,念のため)。どちらかというと,ネイティブアメリカンの呪術師が使う幻覚きのこみたいな,新しいものの見方を伝える本なのではないでしょうか(カスタネダの呪術師の教え的な)。

 

「もし君が今日働くのをやめても、資産は君のポケットにお金を入れてくれるが、負債はポケットからお金をとっていく。負債を資産だと言う人が多すぎる。資産と負債、この2つの違いを知ることがとても大事なんだよ。」

 

この本が日本だけで売れたのではなく,世界中で翻訳されベストセラーになったというのも,文化や民族,それぞれの国の経済的発展段階などの,いろいろな違いを超えて,人びとの中に潜在する何かに触れたのだろうと思います。

お金持ちな自己啓発は,2024年にこそその姿を全面的に現すのかなーと思うと,ちょっとワクワクします。

 

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