<今日の雑談>
堀江貴文さんに対するボクのイメージは,負けん気が強くて,権威に対して反抗的で,人を当てにせずどんどん自分でやって前に進んでいく。悩んでも人に相談とかしないで自分で解決するし,頼られるのはうざいと感じる。
そういうイメージでした。
こう書くとボクが堀江さんを嫌っていると思う人がいるかもしれませんが,ボクは結構好きなんです。彼の発言や行動を追っかけるような信者ではありませんが,目に留まったものをちょこちょこ見ています。
ライブドアがニッポン放送の買収にチャレンジした時の話や,彼がライブドア事件で逮捕,実刑判決,収監に至る過程の話などを動画などで聞くと,メディアに「悪役」にされながらも,最後まで自分を曲げずに行動し続けたことがうかがわれ,すごく腹の座った人なんだろうなと感じます。
もちろん,挑発的な物言いとか,刑務所から出所してきたらすぐに本を出しちゃうところなんかは(本は自分で企画したのか分かりませんが),見ていてハラハラするというか,居心地の悪さみたいなものを感じてしまうのですが,それでも嫌いだとは思わない。
そのホリエモンは「ゼロ高等学院」という通信制の高校を主宰していたことを今日知りました。
Youtubeで彼が今年度の卒業式で行った祝辞の動画を見たんです。
そんなにめずらしい話や感動的な話はしていなかったのですが,ひとつだけ彼の口から出てくるのが意外に思えたことばがありました。
辛い時とか,困った時は,素直に人に頼りましょう。人に頼るのは悪いことじゃないし,恥ずかしいことでもないので,ぜひ,困った時は誰かに頼ってください。頼られたら迷惑なんじゃねえかとか思われるかもしれないんですが,頼られる人は実は嬉しいんですよ。
この後に「これからの人生がんばってください」と言って祝辞は終わります。
「ホリエモンが,こんな普通のこと言うんだ!」と,ちょっと驚きもしました。
もちろんいい意味で驚きました。
きっと彼のようなキャラクター(起業家でお金持ちの有名人)だと,少しでもお近づきになりたいと思うような人が次々に沸いてくるでしょう。
そういう人にホリエモンがどういう態度をとるのかまったく想像もつきませんが,少なくともこれから社会に出ていく思春期の人たちに,「困ったら人に頼れ」と,とても大事な,しかし案外むずかしい行動を,祝辞として伝えようと考える人なんだな思いました。
卒業式のスピーチといえばスティーブ・ジョブズがスタンフォード大学で行ったものが超有名ですが,ボクはこのホリエモンの祝辞の最後は,詩的でも未来的でもないすごく普通の言葉でしたが,いいスピーチだなと思ったのでした。
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