(ボクの頭の整理のためのメモです)
デイトレが上手い人,デイトレの技術について,もぅ1回よく考えてみる。
今日のトレードが終わった後,重大なことに気がついてしまった。
「決算シーズンが終わったら,どうやって銘柄探せばいいんだろう!?」
もちろんボクにはIgniteがありますから,当日探すことはできる。
でも,勢いよく上げてきそうな銘柄を前日から探すのはどうしたらいいんだ。
いままではなんだかんだで決算やIRで注目銘柄があったけど,今日の前場にそのほとんどで上値が重く,昨日までのように使えなかったことで,考え込んでしまいました。
ボクはほぼ板トレードをするようになってから,チャートをほとんど見ていません。
板と歩み値に注意力の99%を使っています。・・・いや,ちょっと盛りすぎか。発注ボタンとかにも注意を向けるから95%くらいかな。
「予測をしないで,いまに集中する」という,頭がきんにくんなトレードです(ひ弱な筋肉ですが)。
予測をしないとしたら,トレードでできそうなことは技術を高めることでしょうか。
トレードの技術って何だろう?
チャートの読解技術はまちがいなくその1つだと思うんだけど,それは今回置いといて,売買の素早い判断とか,損切りの速さとかが上級者の動画なんかでよく出てくるんだけど,これは技術っていうより能力っていう感じがする。
野球でいえば走・投・打みたいな基礎能力。
そういうのじゃなくて,「技術」は仕組みを知って訓練すれば高められるものだと思うんだけど,デイトレにそういう意味での技術ってあるんだろうか。
技術の特徴は,制御や操作ができることだよねぇ・・・。
つまりトレード中に自分で操作できるもの。う~ん。
たとえば大口の投資家だったら,「ふるい落とし」なんて技術ですよね。
大量の売りや買いを発注することで,個人の投資家が価格の急変動に耐えられずに放り出させちゃう。
でもこれはボクみたいな小口の個人投資家には無理な話。
んー。誰にせよトレード中にできることは,発注するか見てるか考えるかしかないはず。
だったらそれを技術にすると,発注の仕方,見方,考え方ということになるな。
発注の仕方の分解
発注するときの行動を分解してみると,売るか買うかを判断する➡値段を決める➡発注のタイミングを決める➡クリックする,という感じかなー。
売買の判断にはたくさんの要因がかかわっているし,完成形はないよねー(システムトレードはそれを目指してるんだろうけど)。
技術的に高めることができるとしたら,「これをやっちゃいけない」というパターンをいろいろ覚えていくことかな。
値段を決めることについては,板を観察してると駆け引きをよく見かける。
これも技術って呼べそうだな。
最良気配値から見てどのくらい離れたところに自分の注文を入れるかとか,少しずつ買い集めるとか,最良気配値近辺で将棋みたいに陣地を取りあってる。
板が勢いよく一方向に動いて行く時はただ走り抜けてる感じだけど,板が落ち着いた後はこの駆け引きの技術が必要になる気がする。
ボクなんてまんまとはめられてることが多いに違いない。
発注のタイミングは値段の決定と一体な感じもするなぁ。
でもたとえば,ある値段に注文を入れるとして,早めに注文しておくのか,約定する直前を狙うのか,指値にするか成行にするかという感じで,値段の決定以外の要素も含まれると思うんだけど。
たしかJumping Pointの動画だったと思うけど,「基本は成行」と言ってて,ほかのデイトレ動画とまったく違う発想だなぁと思った記憶がある。
そういうふうに教えることができるってことは,これも技術かなー。
そうだ,成行にはアルゴ対策としての意味もあるな。
板の見方の分解
初めてデイトレをしたときに,とにかく面食らったのは板でした。
一斉に何度もフラッシュしてて,数字がすごい勢いで変わっていくから(たまたま初めて見た銘柄がそういうのだったんだけど),どこを見ればいいのかもわからなかった。
いまはフラッシュを消しているし(気が散ってしょうがなかったから),板の厚さとか,勢いとかをある程度はわかるようになったけど,「板読み」っていうからにはもっと技術的なことがありそうだ。
板読みは大型株ではあまり機能しない。
スプレッドの空いた板だと,上級者は「射程距離はどの範囲なんだ」というのを読んでトレードしているように感じる。
ボクはまだそこがわからないから,おそるおそる指値して,約定したら適当なところで返済注文を出したりしてる。
ホントならいつでも逃げたり,約定した後の返済を注文できたりするような態勢を取りたいんだけど。
これも板読みの技術に入るのかな。
やっぱり注文が技術の中心か
こうしてみてくると,トレード技術って,注文する行動が中心になるのかなー。
自分の希望価格を板にさらす指値に対して,成行はそれを隠すことができる。
もちろん今ボクがやってるような,せいぜい200株とか300株程度の注文に,隠すほどの戦略的価値はないけど,アルゴが反応しづらいような注文はできそうだ。
厚い板を後ろ盾にして買うとか,板の先端から2歩離れて注文するとか,空売りを早めに確保して遠くに温存しておくとか,そういうのも注文の技術だ。
そうそう,「建玉の操作」っていう技術も目にするけど,あれは両建てを基礎にした注文の技術みたいだな(ボクは両建て禁止にしてるけど)。
株価の予測はできないけど,参加者がいまヒートアップしているのかクールなのか,困っているのか怖気づいているのか,それを把握して注文に生かすようなことを今よりもう少し上手にできたらいいんだけどなー。
というわけで,これといった結論もなくこの話は尻切れトンボで終わります。