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楽ちんデイトレ入門(4日目):さっそく1銘柄だけデイトレをやってみよう!

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はじめに*1

楽ちんデイトレ入門4日目は,いよいよデビュー戦です!

証券口座は開いた。入金は済ませた。トレーディングツールをインストールしたパソコンは準備した。ツールの使い方もいちおう覚えたし,設定も自分好みにできた。

あとは実践あるのみ!*2

ただし最初はちょっとだけ,100株だけね。自分で選んだ銘柄を1つだけ,実際にトレードしてみましょう。

(おトイレを済ませて,好きな飲み物をかたわらに置いて,気分良くやりましょう)

 

初トレードの準備

何の準備もなくトレードするのは,お金を捨てに行くようなものです。ましてやデビュー戦。以下の準備を怠りなく。

 

トレーディングツールの使い方にできるだけ慣れておこう

人によってどのトレーディングツールを使うかはいろいろだけど,最低限必要な操作には,できるだけ慣れておきましょう。

前日夜にツールを開いて,実際の注文操作をしてみると良いと思います(注文取消しはすぐにできるから,実際に発注しても問題ありません。注文の取り消し方は覚えておきましょうね)。

大事なのは発注の操作です。注文の操作方法は,注文タブやボタンをクリックして入力する方法と,板発注という方法が,どのツールでも用意されているはずです。ボクは発注がスピーディーにできる板発注しか使いませんが,両方とも操作方法だけは知っておくと良いと思います。

トレードは,買い注文を出して約定し,売り注文を出して約定することで完結します。だから,買い注文の操作方法だけではなく,売り注文の操作にも慣れておきましょう。

 

注文方法は「指値(さしね)注文」か「成行(なりゆき)注文」

ある銘柄を注文するときは,「指値注文」か「成行注文」を選ぶことができます。

デビュー戦で出す最初の注文を,どちらの方法で出しても良いのですが,おそらくデイトレーダーは指値注文をすることの方が多いので,まずは指値注文をしてみましょう。「このくらいの値段で買いたい」「これくらいまで値段が下がってきそうだ」と思う値段で注文を出します。もちろん,そのあと売ることが前提なので,高い値段で買ってしまうと損をします(高値づかみといって,ボクもしょっちゅうやってしまいます)。

 

どの銘柄でトレードしてみる?

注文操作がわかったところで,銘柄探しです。

「デイトレは銘柄探しが肝」と言われるくらい,トレード結果に大きく影響します。

でも今回は,「まずデビューしてみよう」という話なので,ある程度軽い気持ちで選んでいいと思います。

ただし,3千円を超える銘柄は,今回は避けましょう。3千円を超えると「呼び値」の単位が5円になるんです。呼び値とは,板に表示されている株価の間隔のことです。「ティック」とも言います。1ティックとは呼び値1つ分です。

もっとも小さい呼び値は0.1円,次は0.5円,そして1円,5円,10円・・・と上がっていきます。

呼び値が5円以上になると,ちょっと値段が上下しただけで50円,100円と株価が動くんです。「たった50円?」と思うかもしれませんが,1株50円なので,実際は5千円も変動することになります。こわ・・・。

 

「買い」銘柄から始めよう

デビュー戦は「買い」注文で始めましょう。信用口座をすでに開設できている人は「売り」注文で始めることもできますが,まったくの初心者なら現物口座しか開けていないと思うので,「買い」注文しかできません。

「買い」で始めることを念頭に,銘柄選定を進めていきます。

 

銘柄は4000近くある

ここで皆さんは,ちょっと途方に暮れるはずです。

東京証券取引所に上場している会社数は,全部で4000社近くあるんです。4000社をいちいち全部チェックできないですよね。

だからデビュー戦では,自分が知っている会社とか,ちょっとおもしろそうと思った業種の中から選んでいいと思います。もちろん株探とかYAHOO!ファイナンスで人気ランキングから選んでもいいです。株探にはデイトレ用注目銘柄なんていうのも紹介されています。

でももしあなたが,「自分で探したい!」と思うなら,トレーディングツールの中にある銘柄検索ツールや,証券会社が提供している銘柄スクリーニングツールを使って,じっくりと選ぶこともできます。

 

銘柄を決める際の注意点

銘柄を決める際は,まず複数の候補銘柄をピックアップしましょう。その中からさらに当日のトレード銘柄を絞り込んでいくわけですが,最初に10~20個くらいの候補銘柄をピックアップし,最終的に3~5個程度に絞っておけば良いと思います。

この数に根拠はなく,感覚的なものなので,50個ピックアップして10個に絞るとかでも全然かまいません。

ただし以下の点に注意しましょう。

  1. 株価:繰り返しになりますが,株価が3千円以上で呼び値が5円以上になっていると,あっという間に何千円も損をする可能性があるから避けた方がいい(3千円以上でも呼び値1円の銘柄もあるので,それなら大丈夫です)。
  2. 出来高:出来高が少なくなるほど値動きはゆっくりになる。逆に出来高の多い銘柄は動きも速いことが多い(例外として,プライム市場の超人気銘柄だと,注文数がものすごく多いから,出来高が多くても値動きはゆっくりになるものがある。ただし値段の高い銘柄が多いからデビュー戦の対象外かも)。個別銘柄の出来高の多少には明確な基準や公式の統計はありませんが,1日の出来高が30万株なら,取引時間の5時間で平均して1分間に1000株取引される計算です。1人100株として10人が売買しているイメージですね。ボクの体感的には,50万株以下だと寄付きから1時間経つと値動きが割とゆっくりしている気がします。
  3. 注目銘柄:話題の銘柄や「テーマ株」と呼ばれる旬の銘柄群は激戦地です。上級者たちの激闘を参加者として体験したいならそれも良しですが,まぁたぶん目が追いつかないです。

 

チャートとニュースのチェック!

候補銘柄がそろってきたら,チャートとニュースをチェックしましょう。

日足チャートを見て,株価が上昇トレンドにある銘柄に注目しましょう。直近1週間下がり続けていたり,前日だけドカーン!と大きく上がっていたりする銘柄は,下がる可能性が高いのでデビュー戦向きではありません。

少なくともこの1週間前後は,上昇してきている銘柄がいいと思います。その上昇も,ドカンドカン!と急に大きく上がっているのではなく,徐々に上げてきている銘柄の方が,初心者でも比較的トレードしやすいと思います。

 

そしてニュースをチェックします。上で紹介した株探やYAHOO!ファイナンス,トレーディングツールでもニュースが確認できます。

前日に大きなニュースが出ていないか。良いニュースか,悪いニュースか。あるいは全然ニュースがないか。良いニュースなら上がる可能性が高いですし,悪いならその逆です(決算のニュースはちょっと反応が複雑なので例外扱いとします)。

ニュースがなくても,出来高がそれなりに多くて上昇しているなら,さらに上昇が期待できそうです。

 

トレード当日:よし!デビュー戦だー!

取引時間の確認

東京証券取引所の取引時間は,9時から11時30分までと,12時30分から15時までです。

9時から11時半までを「前場(ぜんば)」といい,12時30分から15時までを「後場(ごば)」といいます。9時の最初の取引を「寄り付き(よりつき)」といい,前場の最後の売買を「前引け(まえびけ)」,後場の最後の売買を「大引け(おおびけ)」,それ以外の取引時間を「ザラバ」といいます。また,後場の最初の売買を「後場寄り」と呼ぶこともあります。

(用語がわからなくて困ったときは,東京証券取引所の用語集参照)

 

寄り付き前の準備

取引開始時刻の1時間前から準備が始まります。

デビュー戦に選んだ候補銘柄の板を見てみましょう(下図はマケスピⅡの板の画面です)。

  1. 午前8時:板に注文が入り始めます。呼び値のいろんなところに100とか300とか2000とか,数字が反映されていきます。人気銘柄なら次々に注文が入ってくるでしょう。トレーディングツールによりますが,前日終値が枠で囲まれるなどして分かるようになっています。また,「最良気配値(けはいね)」といって,その時点でもっとも買いたい値段と,売りたい値段の注文数が合致する値段は他の値段と文字色を変えて示されています。
  2. 注文数と気配値の変化:注文が入ってくるたびに,気配値はどんどん変化します。あなたの選んだ銘柄の板で,売り方と買い方のどの値段に,どれくらいの注文が出ているか監視しましょう。気配値は寄り付き直前まであわただしく変化を続けます。この間にトレード銘柄をさらに絞りましょう。
  3. 午前8時45分(開始15分前):このタイミングで,先に取引が始まっている「日経225先物」の値動きを確認し,その日の相場が全体的に上げそうか,下げそうかの予想にもちいる人もいます。たとえばInvesting.comのリアルタイムチャートなどで確認できます。

すかいらーく1月9日寄り前の板画面
さぁ,寄り付きの激闘を観察しよう

9時になると同時に,板上でその日の取引が始まります。トレーディングツールの値段が一斉に赤や緑に点滅し始めて,あなたはどこを見て良いかわからなくなるでしょう。

そうしている間に,株価はどんどん動いて行きます。板の数字は目まぐるしく変化しながら,激しく動きます。速すぎて目が追いつかなくても,初心者には当たり前なので心配はいりません。急上昇したと思ったら急落して,画面から最良気配値が消えてしまうくらい下がるような,大きな動きをすることもあります。

自分が最終候補に選んだ銘柄を1つだけ,じっと観察しましょう。チャートを表示させている人は,5分足チャートが出来上がっていくさまを見ていてください。その日の取引が,上昇傾向なのか,下落傾向なのかが見て取れるはずです。

 

値動きが落ち着いてきたら発注だー!

寄り付きから30分~1時間ほど経過すると,値動きが落ち着いてくると思います。

いよいよデビューです!

株価が上下する動きを確認しながら,「この辺までは下がってくるんじゃないかな?」と思うところに100株,を「買い」注文入れます。

そうしたらあとは,ワクワクしながら待ちましょう!

指値は通るか?あり,なかなか降りてこないぞ…,お!きたきたー!

あなたのパソコンから約定を知らせる音が鳴って,デビュー戦の「買い」は成功!

 

株価はどっちへ動いた?

もちろん,買って終わりではありません。ここからが本当の勝負です。

あなたが買った株式の値段が,買った値段よりも高くなってくれないと困ります。

引き続き板を食い入るように見つめてください。

ただし・・・マウスから手を離さないで。

あなたの予想が的中すれば,株価は順調に上がっていくはずです。

でも,そう一直線には行かないかもしれません。

途中で足踏みし,ちょっと下がったり,また足踏みしたり。あなたはじりじりしながら板を眺めることになります。

 

利確と損切り

やがてあなたは,どこかのタイミングで「売り」注文を出すことになります。

そのうち注文が約定すれば,「決済」が完了します。

利益がある状態で決済すれば,その注文は「利確(利益確定)」といい,損失がある状態なら「損切り」となります。

利確と損切りをどのように決めるかはトレーダーの判断次第です。

一般的には,買値から1%下がったら損切り,2%上がったら利確,あるいは利確を3%にするのが目安とされているようです。つまりリスク:リワードの比率が1:2または1:3ということです。

ただ,ボク自身がそうなのですが,1%だとちょっと大きすぎるなぁと感じる方もいるかもしれません。1500円の株の1%というと15円ですよね。100株で1500円の損失です。50万円という少額でデイトレを始める人にとって,1回のトレードで1500円の損失を出すと,けっこう痛いものです。

その場合,株価に対する割合で決めるのではなく,金額で決めておくという考え方もできます。たとえば,「1回のトレードで千円以上の損失を出さないようにする」などですね(これはボクの実際の運用ルールです)。「定額プラン」という感じです。

また,利確の割合を高くすると,利確の機会を逃してしまい,結果的にマイナスに転落する,なんてことも起こり得ます。

利確にしろ損切りにしろ,自分の心が大きく乱されないことが重要だとボクは思っています。

 

デビュー戦お疲れさまでした!戦果は?

さて,デビュー戦お疲れさまでした!

利確できました?それとも損切りだった?

ボクのデビュー戦は,570円の損切りでした。

・・・そこから大して成長していません。

 

さいごに

楽ちんデイトレ入門4日目は,あなたのデビュー戦に向けた準備と,実践に関する情報提供でした。

これであなたもデイトレーダーになれました。楽ちんデイトレ入門は,あなたのデビューのお役に立てたでしょうか。

次回,楽ちんデイトレ入門(5日目)は,いよいよ最終回。

「これから勉強すべきこと」についてお伝えします。

 

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*1:トレードの実践は自己責任でお願いします。

*2:もし「まだ実践はちょっと不安が…」という方は,株取引シミュレーションアプリで練習するのも良いと思います。