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楽ちんデイトレ入門(2日目):証券口座の開設から資金の準備まで

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はじめに

楽ちんデイトレ入門の2日目は,デイトレを始めるための具体的な準備である証券口座の開設と,資金のお話です。

株式投資を始めるには,自分の証券口座を開設する必要があります。デイトレができる証券会社はたっくさんあって,どの証券会社で口座を開くか悩む人もいるでしょう。

また,デイトレを始めるにはどれくらいの資金で始めたらいいんだろうというのも,悩ましい問題です。

これらの問題を,今日の記事で解決しちゃいましょう!

 

どの証券会社がいいの?

証券口座をどの会社で開くかについては,大きく分けて2つの選択肢があります。

1つは,実店舗を持っていて対面営業を行っている証券会社,そしてもう1つは,ネット証券会社です。

 

対面証券

対面証券の大手5社と言われているのは,野村證券,大和証券,三菱UFJモルガン・スタンレー証券,SMBC日興証券,みずほ証券の5つの証券会社です。

対面証券は店舗を持っていて,専門スタッフが個人投資家の相談にのってくれて,投資についての助言などを受けられるのが特徴です。対面証券といってもインターネット取引をやっていないわけではなく,ほとんどの会社がオンライントレードにも対応しています。

ただ,ことデイトレに関していえば,対面証券は長期投資がメインであり,デイトレに力を入れているとはいいがたいのが実情だと思います。

対面証券で口座を開くメリットとしては,上記のように投資についての助言が受けられることや,IPO投資といって新たに証券取引所に株式を上場する銘柄への投資を行う場合に,IPO株式を購入しやすい(公募される株式は購入申し込みをして当選しないと購入できないのですが,証券会社ごとに株式の配分数が異なっていて,対面証券の方が圧倒的に配分が多い)ことが挙げられます。

また多くの場合,取引手数料がネット証券に比べて高くなっています。

 

ネット証券

ネット証券は基本的に店舗を持っておらず,オンラインで取引を完結できるのが特徴です。口座の開設もオンラインで申し込みが完結します。

ネット証券の大手5社と言われているのは,SBI証券,楽天証券,松井証券,マネックス証券,auカブコム証券ですが,このほかにもDMM.com証券,GMOクリック証券など,それぞれに特徴あるサービスを持つ証券会社があり,新NISAが始まる2024年は新規顧客の獲得をめぐってサービス競争が激しくなっています。

ネット証券は対面営業や店舗でのサービスがない代わりに,取引手数料が安く,パソコンやスマホを使ったトレーディングツールが充実しているなど,デイトレーダーにとってはコストや利便性の点で対面証券よりも優位性があるため,多くのデイトレーダーはネット証券を中心にトレードしていると言ってよいでしょう。

要するに,デイトレをするならネット証券が第一選択だということになります。

 

どのネット証券がいいの?

デイトレを始めるにはどのネット証券で口座を開くのがいいのかは,比較の視点がいろいろあって,おすすめの1社をあげるのが難しいところです。

選ぶ際のポイントをいくつか挙げてみます。

 

取引コスト

トレードを行うたびにかかる取引手数料は,2023年にSBI証券が現物取引手数料の無料化を発表し,注目を集めました。しかし楽天証券がすぐにそれに対抗して無料化し,松井証券は25歳未満は無料,26歳以上は1日の約定代金50万円までは無料を打ち出しました。また,これらの3社(SBI,楽天,松井)については,デイトレ用のコースがあり,「日計り信用」「1日信用」などの名称で取引手数料が無料となっています。

マネックス証券やauカブコム証券は定額制もしくは一定の条件の下で無料になるコースを採用しています。

 

トレーディングツール

ネット証券は,それぞれの会社が無償で提供しているトレーディングツールを持っています。SBI証券はHYPER SBI2,楽天証券はマーケットスピード2,松井証券はネットストック・ハイスピード,マネックス証券はマネックス・トレーダー,auカブコム証券はkabuステーションといった具合です。

各社とも工夫を凝らし充実させているし,人によって,あるいはトレードスタイルなどによって使い心地もちがってくるので,「このツール一択!」というのはむずかしいです(ボクも全部を使ったことがあるわけではないし)。

この後お話しますが,デイトレーダーの多くは複数の証券会社で口座を開いています。例えば銘柄選択やチャートの表示はこのツールで,注文はこれ,スキャルピングをするときはこれというように,使い分けているケースの目立ちます。

トレーディングツールについては楽ちんデイトレ入門の3日目で少し詳しくお伝えする予定です。

連携サービス

ネット証券各社は,提携銀行から証券口座への即時入金サービスや,取引によってポイントがたまるサービス,ポイントを投資に使えるサービスなどをそろえています。また,ネット銀行やクレジット会社をグループ企業に抱えている証券会社では,証券口座に入金している金額に応じて銀行預金の利率が高くなるなどのサービスを展開しています。

それが顕著なのは楽天証券で,これはデイトレとは別の話になりますが,クレジットカードや電子マネーを使って投資信託を購入することで通常よりもポイント還元率が高くなるサービスを展開しており,楽天経済圏の中に証券会社も位置付けられています。

すでに自分がどこかの銀行やクレジットカードを保有しているのであれば,それが有利に働く会社を選ぶとよりお得な環境でトレードができるかもしれません。

 

口座開設キャンペーン

各社とも,いろいろな季節な機会に口座開設キャンペーンを行っています。それぞれのキャンペーンをYAHOO!ファイナンスなどの比較ページで確認し,証券会社選びの参考にするのも良いと思います。

 

おすすめネット証券

ほんの参考程度にですが,総合的にみてデイトレを始めるのにおすすめのネット証券をご紹介します。いずれもネット証券大手で,デイトレに特化したサービスを整えているので,リンク先を見て検討してみてください。

 

楽天証券

まずはボクが使っている楽天証券です。

www.rakuten-sec.co.jp

楽天でクレジットカードを持っていたり,楽天銀行を使っている人は,証券口座への入金がスムーズにできて便利です。

そして何より,トレーディングツールのマーケットスピードⅡが優れもの。

画面をカスタマイズすれば,自分の設備(パソコンとかディスプレイとか)に合わせて使いやすくデザインできます(やり方もとっても簡単)。

そして板発注システムの「武蔵」がとにかく使いやすい。初心者でも簡単に使いこなせると思います。

 

SBI証券

SBI証券[旧イー・トレード証券]

次はネット証券最大手のSBI証券。

こちらは住信SBIネット銀行や,三井住友銀行との連携が便利。

トレーディングツールはチャートの種類がもっとも充実していて,デザインもスッキリ。もちろん板発注もできます。

 

松井証券

松井証券

松井証券はデイトレーダーの支持が熱い証券会社です。

理由はいろいろだと思いますが,トレーディングツールはヤーマンさんのデイトレ動画でおなじみです。いくつもの板やチャートを1画面に並べて,同時に何銘柄も監視し,トレードできるので,上手な人がチャンスを逃さないような設計になっていると思います。

また,毎月ホームページで公表されている,デイトレユーザーのトレード記録の集計は,他の証券会社にないユニークなサービスです。収支がプラスの人とマイナスの人のトレードは何が違っていたのかを,毎月読むことができます(口座開設者のみ閲覧できます)。

 

auカブコム証券

auカブコム証券 口座開設

auカブコム証券は,若者向けのサービスに力を入れているようです。25歳以下は手数料全額無料です。Pontaポイントが使えるから,Pontaでポイ活している人にはうれしいサービスですね。

 

マネックス証券

株・投資信託ならネット証券のマネックス

マネックス証券は,どちらかという途中長期投資の人向けの取り組みに力を入れていると思います。「銘柄スカウター」という有名なツールがあって,これを使いたくて口座を開設する人もいるぐらいです。

デイトレだけじゃなくて中長期もという方にはおすすめです。

 

口座開設の際の予備知識

ネット証券で口座を開く前提でお話します。

まず,マイナンバー確認書類と本人確認書類の合計2つの書類が,どこの証券会社で口座を開く場合でも最低限必要になります。ほとんどの会社では,ネット申し込み時にこれらの書類をスマホで撮影して画像ファイルとして提出し,それが承認されたら,次は証券会社から郵送されてくる口座開設申込書に同様の書類のコピーを貼って返送するという流れになります。

 

ネットで申し込む際に,どのような取引をする口座を申し込むか選択するのですが,「一般口座」「特定口座」「NISA口座」から選ぶことになると思います。これらの口座は,株式取引によって発生する税金の処理の仕方がちがいます。初めて株式投資をするという方で確定申告を毎年自分でやっている場合を除けば,「特定口座で源泉徴収あり」を選んでおけば良いと思います。また,デイトレだけでなく新NISAで積み立て投資も始めたい場合は,特定口座とNISA口座を同時に申し込めば一度で処理が終わるので楽ちんだと思います。

 

さらに,特定口座の中にも「信用口座」や「先物・オプション取引口座」「FX口座」などがあり,通常の現物取引口座とは別に申請が必要になります。ただしこれらの口座は,株式投資の経験を一定期間以上有していないと,申請しても却下されるので,株取引に関してまったく何の経験もない方の場合は,特定口座の現物取引だけを開設するようにしましょう。

信用取引口座は,デイトレをするならいずれは開設した方が良いのですが(回転売買や空売りは信用取引でしかできないから),各証券会社が独自の基準で審査していますので,現物取引である程度の期間経験を積んだ後に申し込んでください。

 

デイトレを始めるにはどれくらいの資金が必要なの?

株取引に必要な最低金額

現物取引でデイトレをするなら(まったくの初心者の場合はこのケースになります),証券口座の残高に最低限度額はありません。株価が安い銘柄は数十円からあるので,その100株分の残高(たとえば40円の銘柄なら4千円)があれば取引可能です。

しかし,いずれは信用取引を始めることを考えると,最低限30万円は必要になります。この30万円という金額は,信用取引を始めるための本当に最低限度です。ここから1円でも減ってしまえば追加の入金が求められますので,一般的には50万円程度が初心者の軍資金としては適切かなと思います。もちろんこれもある意味最低限ですから,資金に余裕があれば100万円程度口座にあった方が,資金不足に神経をとがらせられずにトレードができると思います(トレードに使える口座残高のことを「買い付け余力」,信用取引口座の場合は「信用余力」といいます)。

 

ボクのデイトレ開始時の資金

ちなみにボクは50万円で信用取引を始めました(現在もそうです)。デイトレを始める前にNISA口座で投資信託を積み立てていたため,デイトレを始める時すぐに信用口座を開設することができました。

 

デイトレに対する各人の適性にもよりますが,ごく普通に考えて,最初から連戦連勝で利益を出し続けられる人はほぼいないと思います。50億トレーダー(80億?)として有名なテスタさんでさえ,最初の数か月は30万円,15万円と損失を出し続け,少しずつ安定して利益を出せるようになったと言います。

だから実質的な最少額である50万円で始めて,最初は勉強代として10万~20万くらいの損失を出すだろうという前提で始めることが,すぐに退場するほどの損を出さずにデイトレを続けるためには重要だと思います。

 

「勉強代が高すぎない!?」って思う人もいますよね。

でもこれ,始めてみると分かるんですが,最初の頃は本当におバカさんみたいな(ボクのことです)ミスを連発するんですよ。

たとえばトレーディングツールを扱いなれないうちは,画面いっぱいに盛り沢山の情報が一斉にチカチカ表示されるので,焦って誤発注したり,買った株が値下がりしているのに対処(損切りといいます)をためらって損を大きくしたり,とにかく思うようにトレードできない。

ボクもまだ人にアドバイスなんてできるようなレベルでは全然なくて,だから超初心者を名乗っています。

ただし10万~20万というのは,1度や2度のトレードではなく,数か月の合計での話なので,早々に退場しないためにはなるべく負けを小さくして勉強を続けることが大切だと思います(この入門シリーズもある意味自分の勉強のためでもあるんです)。

 

2日目の最後に

というわけで,楽ちんデイトレ入門2日目は,証券口座の開設から資金の準備までをお話ししました。自分で集めたお金を使って,自分の責任でトレードをするわけですから,とにかく負けを少なくして,資金がなくなる前になるべく多くのことを学べるようにすることが大事なんだろうと思います。

実際いろんな人のデイトレブログなどを見ていると,ある日突然ブログが更新されなくなったり,「もうやめる」と宣言していたりするのを目にします。毎日どこかにデイトレを始める人がいて,それと同じくらい毎日,デイトレをやめざるを得なくなる,あるいはやめようと決意する人がいるんだろうと思います。

ボクのブログでデイトレに興味を持ってくださった人たちには,超初心者同士,デイトレ仲間として息の長い交流をしたいと思っています。

では次の楽ちんデイトレ入門3日目は,おもにトレーディングツールの選択と設定について書きますので,興味が続いてくれた方はぜひ見てください。

 

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