<今日のトレード:開始から53回目>
・トレード銘柄:すかいらーく(3197),カバー(5253),三越伊勢丹(3099),エムスリー(2413),ネクソン(3659),さくらインターネット(3778)
・結果:34勝24敗0分(収支はマイナス)
【今日のノート:ストリートファイターだが負けた現実を直視できるのだ。】
もー!また負けましたー。
34勝24敗で収支がマイナスって・・・。勝率59%でマイナスって・・・。
また次回がんばろう。いろいろ反省点もあるし。
イーロン・マスクの評伝が期待通りおもしろい!
人格的にはスティーブ・ジョブスとよく似てる。
ひっどい口喧嘩をして相手を罵りまくっても,戦いが終わるとケロッとしている感じもそっくり。
でも1点だけ,おそらくジョブスとは似てないところがあって,次のような文章からそれがわかります。
「イーロン・マスクはリスクが欲しいからリスクを欲するんです」
「楽しんでいるのだと思いますよ。溺れてしまっているんじゃないかと思えるときもありますね」
嵐が近づくと生を実感するタイプなのだ。
「これが彼の生き方なんですよね。チップをテーブルに載せ続ける。賭け続ける」
こういう人には幸か不幸かあったことないけど,そりゃー波乱万丈の人生になりますよね。だって波乱を求め続けているんだから。
そばにいたら大変な人だけど,同時に強烈に魅力的でもあるんだろうなと思いました。そこはジョブスも似ています。
でも今日までに読んだページでもっとも惹かれたのは次の文章でした。
マスクはストリートファイターだが,驚いたことに,負けた現実を直視できるのだ。
著者アイザックソンは,「驚いたことに」と書いています。
仕事で多くの著名人や影響力を持つ人びとに会い,彼らの話を聞いてきたアイザックソンは,ファイタータイプの人間が,負けた現実を直視することがいかに難しいかを知っているのでしょう。
ここで「負けた現実」と書かれているエピソードは,なんと彼が自分で起ち上げ,最高経営責任者を務めていた会社(まだXではなくXドットコムという名前だった)を,仲間から追い出された(CEOを解任された)出来事です(ジョブスも1度アップルを追い出されてますね)。
新婚旅行中に仲間たちが諮って,彼を解任に追い込んだのですが,彼は最後の最後まで議決権を持つ仲間たちを説得しようと駆け回ります。
しかしそれもむなしく解任されてしまいました。
取締役会で退任が決まると,マスクは落ち着いた礼儀正しい対応で皆を驚かせたといいます。
「ストリートファイター」は文字通りの意味で,一緒に会社を起ち上げた弟とは,事務所の中で皆が仕事をしている最中に床を転げまわって殴り合っていたそうです。
夫婦げんかも,それはそれは壮絶なものでした(ただしお互いに暴力はなし)。
そんな嵐を呼ぶ男が,負けた現実を直視して,会社の決定に従っただけでなく,自分を退任に追い込んだ人びととの関係修復に努力したという話を読んで,ツイッターがXになって多くの人が怒っていたけど,これから何が始まるんだろうと,ボクはちょっぴり楽しみになりました。
今日紹介したエピソードは,すべて上巻に出てきます。
興味を持った方はぜひ!強烈な個性にめぐり会えます。
次回のトレードもがんばるぞー。
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