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アナリストのコンセンサスってデイトレの役に立つの?って話。

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<今日のトレード>

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【今日のノート:アナリストのコンセンサスってデイトレの役に立つの?】

うー,さぶい。急に寒くなると外に出るのが億劫になるから,ボクの引きこもりが重症化しています。

家の中で過ごす時間が長いと本を読んだり動画視聴,ネットサーフィンをすることが多くなるから,この週末はそうして過ごしています。

 

銘柄検索ツールを使っているときにいつも気になっていたのが,「コンセンサス」という検索条件でした。

最初はてっきり世論調査株式投資版みたいなものだと思っていたのですが,そうではなくって,アナリストの予想のコンセンサスだと知りました(コンセンサスは「総意」とか「意見の一致」という意味ですが,株の世界で言うコンセンサスはアナリスト予想を得点化して総合したもの,たぶん平均値に近いものだと思います)。

 

4年前の記事ですが,日経ビジネスのインタビューにこんな発言を見つけました。

 

アナリストの業績予想を重ね合わせれば、世の中の代表的な予想者が業績の先行きをどう考えているのかを知ることができる。しかも、ヒストリカルで追いかけているから、予想が上方修正に動いているのか、下げるほうに動いているのかもわかる。

 

アナリストって,世の中の代表的な予想者なの?

そんな疑問を持ったのは,たとえば「みんかぶ」で銘柄探しをすると,「個人予想」と「アナリスト」が別々に表示されていて,この2つの投資判断が大きくずれているのをしばしば目にするからです。

たとえば今日時点のパナソニック(6752)を確認すると,個人投資家は「売り」判断(予想株価1,148円)なのに対して,アナリストは「買い」判断で予想株価は1,912円です。

 

ボクは投資情報の活用について,まだまだ超ド初心者の域を出ない(というかそもそも情報を活用することさえできていない)から,アナリストと呼ばれる人たちがどれくらいの専門性を持っていて,予想の信頼性をどうやって高めているのか理解していません。

 

ただ,自分の専門領域に関する市場分析については「その道のプロ」だろうと思いますし,一般の個人投資家よりも多くの情報と経験をもとに予想していることは,疑いのないところだと考えています(たとえば一般投資家がいきなり経営者と話をさせろといっても相手にされないけど,アナリストならインタビューもできるし工場などの見学もできる)。

でもそれって,「世の中の代表的な予想者」なのかなぁ?

どのように選ばれた「代表者」なんだろう?

 

「株は美人投票」ってよく聞きますが,そこで想定されている投票者は一般大衆だと思うんですよ。

だから,なんだかここにはねじれが起きているような気がするんですが,ボクの頭がねじれているのかしら・・・。

 

アナリストは独自の調査や分析をもとに投資情報を投資家等に提供しますが,その中には「予想」が含まれています。

一般の個人投資家それも大口とかのセミプロとも違う人たち)は,個々人が入手できる情報をもとに「素人なりの予想」をします。

そして個人投資家が入手できる情報の一つに「プロの予想」や「コンセンサス」がある。

 

企業から投資家へ幅広く情報を提供するのがIRの本来の目的だと思いますが,皮肉なことに,IRの浸透によって企業に関する情報量は増えすぎてしまいました。

入手可能な情報量は膨大で,ボクのようなへなちょこデイトレーダーじゃなくても,到底参照しきれないほどの量だと思います。

 

だから個人投資家は,企業のIRから直接情報を受け取るよりも,アナリストや著名投資家などのフィルターを通した情報を参考に投資判断をしているのが実態かもしれません。

 

ただ,プロのアナリストたちの分析は,時に個人投資家とも企業とも大きくかけ離れたものになることがあるから,情報処理能力の低い投資家(ボクのことです)には,活用がむずかしくなっています。

 

僕が毎日参考にしている動画チャンネルに,「株リアルライブ-明日上がる株」というチャンネルがあるのですが,その12月15日の動画で,,ANYCOLORが決算発表後に株価を大きく下げたことを紹介しています。

興味をひかれたのはその背景の説明です。

 

ある報道は(出典は示されていません。あえて伏せたのでしょう),「業績は順調に伸びているが営業利益率が鈍化したと受け止められて株価は続落した」と解説しているようです。

これに対して株リアルライブは,「鈍化したという判断はコンセンサス予想と比較しての話だ」という見方を提示しています。

具体的には,企業による利益予想とコンセンサスによる予想がかけ離れていて,過去数年の利益の伸びを見ると企業の予想の方が妥当なものに見えるから,コンセンサスの方に問題があるのではないか,というのです。

 

この見解の妥当性を判断するほどの知識をボクは持っていませんが,もしコンセンサスの予想が無理筋だとすると,投資家はアナリストという高性能フィルターを通して投資判断をしようとしているのに,そのフィルターが目詰まりを起こしているという,不幸な事態も起きているのかなーと思いました。

 

さらにデイトレードは,そもそもファンダメンタル情報のウェイトが低い投資手法なので,コンセンサスの活用が一層難しいように思います。

(じゃあ使わなければいいじゃん,というのはその通りですが,以下参照)

 

IRを発表する企業の思惑,アナリスト間の分析のばらつき,企業-アナリスト間のずれ,個人投資家の期待,デイトレーダーの手腕や感情・・・。

これほど多くの情報を適切に評価するには,相当な力量がいるように感じます。

 

ここまで考えて,株リアルライブで示された懸念の意味が,なんとなくですが自分なりに理解できました。

コンセンサスは,本来の目的である投資のための参考情報であることに違いはないけれど,それ以上に「アンカリング効果」をもたらす要因になっているのではないかということです。

 

ホントにデイトレードって超複雑で予測不能なおもしろい世界を体験させてくれるなーと思ったのでした。

 

でも体験するだけじゃなくて利益を出したいよー。

次回もがんばるぞー。

 

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