OpenAIがSoraっていう名前の動画生成AIを発表しててすごいらしい。

たったいま知ったばかりなんですが（遅い），ChatGPTを作ったOpenAIが，Soraっていう名前の動画生成AIを作ってたんですね。

さっそくOpenAIのホームページで動画を見てきたんだけど，文字で指示（プロンプト）を出すだけでこんなのできちゃうの！？っていうくらい，リアルな動画ができてた。

Soraっていう名前は日本語の「空」が由来になっているらしい。

なんかちょっとうれしい！

OpenAIといえば，人工知能の進化はいずれ人類の脅威になるかもとイーロン・マスクは考えて，グーグルのラリー・ペイジに人工知能の危険性を話したものの意見が衝突し，さらにグーグルが汎用人工知能（最近ソフトバンクの孫さんが株主総会で大演説をぶったＡＧＩですね。薄毛のことじゃないよ）を開発する企業（ディープマインド）を買収したことに危機感を募らせて共同設立した非営利法人です。

『イーロン・マスク』ではこの経緯に１章を割いて，ラリーペイジとのけんかのこととかが詳細に書かれています。

本によるとマスクは，「ＡＩが超賢くなり，我々人類を超えてしまうことがありうる，最悪，人類など処分すべきだと判断することもありうる」「人類などいてもいなくても同じになるかもしれないし，人工知能に滅ぼされてしまうかもしれない」とペイジに主張したようです。

ところがペイジは，「機械が知性で人間を超えたとして，それこそ，意識という意味でも人間を超えたとして，それがなにか問題なのか」と，まったく同意しなかったそうです。

（どっちもちょっと極端だよなー，やっぱり）

マスクはそのOpenAIともけんかして別会社を作っちゃうんですが，この時OpenAIから人材を引き抜いたりもしていて，ホントにこの人はもう，いたるところでけんかをしています。

でもそうして設立された会社（最初は非営利法人だったけど，マスクが辞めた後，営利企業の子会社を作っています）が，Soraみたいなすごいのを開発しちゃうんだから，やっぱりすごい人だなーと思いました。

今後動画生成AIは，著作権の問題とか，フェイク動画の危険性とかでいろいろ議論になると思うけど，とりあえず現状の凄さはホームページでご覧ください。