(今日はノートレ日)
【今日のノート:人生訓としての損切り】
デイトレーダーが毎日直面し,どこへ行っても重要だと言われ,それなのに何度も後悔や反省をし,新たなブログ記事にも(こうして)書かれていくテーマに「損切り」があります。
別に株やデイトレ初心者にだってむずかしい話ではありません。
損失が出ている株式を売却するだけのことです。
だからボクは,損切りの話をむずかしく考えるつもりはないし,むずかしく考えられるとも思いません。
でも,損を切るって,実行する段になるとどうしてこんなに思い通りにいかないんだろう。
そう。むずかしいというより,思い通りにならないって感じなんですよ。
株価が上がると思ってエントリーしたなら,5円下がったら切るとか,5%下がったら切るとか,5秒経っても上がらないなら切るとか,何かしら決めているんですよ,たいていの場合。
どの基準も明確でしょ?
それなのに思い通りにいかないなんて,不思議じゃない?
行動経済学とかいう変な名前の学問が,ヒトには生来的に損失回避傾向があるみたいなことを言ってて,実験でそれを確かめたりもしているらしいんですが,もしそうなら損切りって,人間の自然な傾向に逆らう行動だってことになりますよねえ。
だからむずかしいんだろうか。
テスタさんは損切りについて独特の考えを持っていて,切り抜き動画でこんなことを言っているのを見ました。
「正しい損切りは利確と同じだよ」
「損切りっていう名前が悪いんですよねー」
「切った後も5割近くは上がる可能性もあると思っているので。でもそれは損切りではないので」
ボクのブログのサブタイトルというかトップ画像には「利確も損切りも同じことだ!」と書いてありますが,これもテスタさんの言葉です。
ようするに利益(+)か損失(ー)かっていう2つのカテゴリーで考えてないですよね。
大きな利益からプラマイゼロを通って大きな損までがグラデーションになっていて,その間のどこで決済するかという風に考えているんだろうなーとボクは思っています。
で,損切りが思い通りにならないなーということを考えていたら,「損切り」ってすごく大事な人生訓なんじゃないかって思い始めました。
といっても,自己利益の最大化とかコスパとかの話じゃなくて,損切りは損得のグラデーションの中で自分が「決済」した場所が,その時には「損」に見えたということであって(実際に損を出している場面もあるでしょう),実は利確の一部なんだってことです。
あれ,なんか今日いいこと言ってるぞ。
(そう思うとき,ひとはたいてい平凡なことを言っています)
いいことを言ってそうな時は,だらだら書かずに早めに終えよう。
ではまた!
ランキング参加中です。一人でも多くの人にブログを読んでもらいたいので,ランキングボタンのクリックをよろしくお願いします!
にほんブログ村