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長期投資,スイング,デイトレの投資スタイル別にリスクプレミアムの集め方を表現してみた

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(今日はノートレ日)

【今日のノート:投資スタイル別にリスクプレミアムの集め方を表現してみた】

今日はトレードしたかったよ~。

というかやる気満々でパソコンの前に座ってたら,今日は朝から用事が詰まっていたのに曜日をカン違いしていたことに気づいて,泣く泣く外出。

出先でスマホ見たら日経が+800円になっていて,「チクショー!」とうなったのでした。

でも帰宅して自分のトレード候補銘柄のチャートをチェックしたら,全部寄り付きで最高値を出してずっと下がりっぱなしだったので,トレードしてたら確実に負けてました。

 

というわけで,気を取り直して,今日は「リスクプレミアム」とかいうゴージャスな語感を持った用語をもとに,投資スタイル別に(投資主体かな?)リスクプレミアムの集め方を書いて,デイトレ初心者や投資初心者の皆さんにイメージしてもらおうという企画です。

はじまりはじまりー。

 

リスクプレミアム

故山崎元は、投資を「リスクプレミアムのコレクション」と定義していました。

簡潔で無駄のない直言がモットーだったであろう彼の、とてもシンプルな定義だと思います。

銀行預金のようなリスクのない資産から得られる利益と比べて、どれくらい高い利益が期待できれば投資するか、その期待分がプレミアムで、危険負担料とも呼ばれるらしいです(危険負担料なんて書くとなんか用心棒の報酬みたいだけど)。

 

100万円を銀行に貯金しても1年で10円しか増えないけど、利回り5%の投資商品を買えば5万円増える。この場合のリスクプレミアムは4万9990円です。

そしてもちろん、リスクというからには同じ額が減る可能性もあるわけです。

貯金が元本を保証されているのとは対照的ですね(下図参照)。*1

投資のメリットとは?投資で成功する人・しない人:東大投資サークル×山崎元【後編】 | トウシル 楽天証券の投資情報メディア

で、ボクは人の洒落た表現を拝借して使うのが大好きなので、この山崎による定義をもとに、投資スタイル別のバリエーションを考えました。

(ブログのSEO対策が浸透しているからか、最近「この記事でわかること」みたいな定型文を記事の冒頭でよく見かけますが、ボクの記事にはそんな有益なことを期待しないでください)

富裕層の長期投資:リスクプレミアムのブラックホール

富裕層の長期投資には下位分類がありそうです。

超富裕層の場合

なにしろこの方々は、基本的にリスクだと思ってコレクションしていない。毎年お歳暮のように何十億ものプレミアムが届けられる。祖父母や曾祖父母の代からそうなら、現役世代の彼らはリスクプレミアムを温泉みたいに湧いてくるものと感じていることでしょう。

世間の目には、まるでそこにお金のブラックホールがあるように見えてしまいます。

典型的にはサウジアラビアの王子とかでしょうか。湧いてるのは温泉じゃなくて石油だけど。

そして彼らの場合、数億円くらいの損失は、なんでもなく許容できるリスクだと感じているのが特徴のように思います。

ブラックホールという表現にもっともふさわしいのはこの分類の人たちですね。

 

富裕層の場合

代々の資産家なのか、一代で財を成したかで雰囲気は異なるかもしれませんが、こちらの方々の場合もプレミアムは「ひとが届けてくれるもの」です。

資産関係のアドバイザーやら証券会社のベテラン担当者がいて、いまでも十分に多い資産を、安定して増やす仕組みが自動化されています。当の本人はそれを「報告」されるだけでしょう。

このように、超富裕層や富裕層の長期投資では、リスクセンサーは比較的鈍感に設定されていて(彼らが行うビジネスは別ですよ)、まあ「良きにはからえ」ってとこでしょうか。ちょっとの損ではびくともしない人たちです(ボクとちがって)。

 

プチ富裕層の長期投資:リスクプレミアムのDYSON

プチ富裕層の投資には、多くの場合まだ野心があります。

そして、ある程度の資産は築いているので、それを増やすためにプレミアムを求めて資産の世界を歩き回り、DYSONの掃除機みたいにプレミアムを吸い取っていきます。

超富裕層とのちがいは、リスクプレミアムのセンサーが敏感に設定されていることでしょうか。チャンスと見るやガーッと吸い上げる一方で、危ういと感じたらスッと離れる俊敏さを備えています。

この分類の人たちは,市場の急変で財産が吹き飛ぶ可能性があるので,彼らの天敵はブラックスワンでしょう。

普通の長期投資家:リスクプレミアムのコレクター

山崎が愛してやまなかったのがこの人たちです。

リスクプレミアムのコレクションという定義も、この仲間を増やしたくて生み出されたのではないでしょうか。

適切なリスク感覚を身につけ、時間をかけてコツコツとプレミアムを集めていきます。山崎はインデックス投資家を,リスクを過剰に恐れるのではなく,合理的な考えでリスクをとって投資する知性ある人々だと励ましていました。

そういう投資スタイルは,「コレクター」という表現がぴったりくるように思います。

ただもちろんリスクを取っているので、投資資金の1/3くらいを失う可能性はあります。

典型的には,積み立てでインデックス投資をしている個人投資家ですね。

 

スイングトレーダー:リスクプレミアムの釣人

ここからは長期投資ではなくなります。

スイングトレードの期間の定義はあいまいですが,2日以上1年以内と書けばだいたいの定義を包括できると思います。

釣り好きの人って身近にいますか?

ボクの偏見かもしれないけど,釣り好きの人って気長そうに見えて,けっこう短気な人が多い。誰だったか忘れましたが,以前釣り好きの有名人が,「釣りが趣味だっていうと気が長いと思われがちなんだけど,一瞬一瞬を戦っている気分だから,決して気が長いわけじゃないんだよ」と言っていました。

スイングトレーダーはまさに釣り人のイメージです。

デイトレーダーのように小魚や金魚すくいをやるんじゃなくて,大物の一本釣りをねらっていると思います。

デイトレーダー:リスクプレミアムのハンター

短期トレードは,ふんわりとデイトレーダーとスキャルパーに分けられていますが,主なちがいは1回のトレードに費やす時間です。

デイトレーダーは,大きな獲物に目をつけてどこまでも追いかけ,自慢のライフルで一発でしとめる。丸々1日をかけて大きな獲物を持ち帰ろうとするハンターのイメージです。

スイングトレーダーや長期投資家と比べると相対的にリスクプレミアムは小さいものの,1日中リスクに対峙してプレミアムを獲得しようとするのです。

スキャルパー:リスクプレミアムのゲーマー

いまボクがやっているトレードは,スキャルピングと呼ばれる,できるだけ短い時間で1回のトレードを完結し,何度も繰り返していく投資法です。

スキャルピングでは,1円とか5円とかの小さなリスクプレミアムをコツコツと,ただし非常な速度で回収していきます。そのさまはまるで,ゲーマーたちが器用にコントローラーを操り,ゲームの中の敵を次々に倒していくようで,リスクプレミアムのゲーマーという表現がボクにはぴったりはまります(ボクはゲームしないし,理想のイメージはパルクールなんだけど)。

あなたはどのタイプ?

投資スタイル別に,リスクプレミアムとどう付き合い,集めていくのかをイメージしてみました。

あなたはブラックホール?それともゲーマー?

ゲーマーならぜひ一緒に楽しみましょう!

・・・なんか今日の文章,占いのページみたいになっちゃったな。

 

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*1:画像の出典は楽天トウシル