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伝説の投資家シリーズ(1):ジョージ・ソロス

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【今日のノート:伝説の投資家シリーズ(1)ジョージ・ソロス

投資についての勉強を深めるために,世界の有名な投資家たちの人生や語録を紹介する「伝説の投資家シリーズ」を書いてみようと思います。

今日はジョージ・ソロスについてです。

(画像の出典:Wikipedia

ナシーム・ニコラス・タレブが,「不確実性を本当に理解している数少ない投資家」と絶賛するジョージ・ソロスは,ハンガリー生まれのユダヤ人です。1930年生まれでご健在だから,93歳。長生きですね。

 

ユニークなのは彼の母語です。

ハンガリー生まれなのですが,父親がエスぺランド語の作家であり活動家だったので,息子はエスペラント語で育てられたと言います。最初からグローバルな環境だったのですね。

生年と人種から予想がつく通り,ナチスの迫害・虐殺から生き延びたサバイバーでもあります(彼自身は収容所を経験していないけど)。

 

だからでしょうか。彼の語録は「生き延びること」がなによりも重要だと強調しているものが多いようです。

 

「致命的なリスクを背負うことなく,生き残っていくことにすごく気を配っている

「うまく行っていない時,最初にすべきことは,投資額を減らすことだ。損失を取り返そうとしてはならない。投資を再開する時は,少額で始めるべきだ」

(出典:『伝説の7大投資家』)

 

「生き残ることにすごく気を使う」って,今の日本に暮らす多くの人にとっては,奇異にさえ感じられるほど慎重な姿勢だなーと思いました。

それくらい彼が生き延びた環境が過酷なものだったのでしょう。

 

そしてボクが最も気に入っていて,できることなら真似をしたいと思うのは,次のような考え方です。

 

一番判断に困ることのひとつは,どのレベルのリスクが安全かということだ。どんな場合にも使える物差しはない。ケース・バイ・ケースで判断しなければならない。最終的には,自分の生き残り本能に頼るしかない。(出典:同上)

 

ソロスは哲学者になりたかった人です。

実際にイギリスで大学に通っていた頃は,彼が師と仰ぐカール・ポパーの指導を受け,卒業論文を書いています(どんな指導だったんだろう。詳しく知りたいけど調べきれなかった)。

ここにもタレブとの共通性がありますね。タレブもポパーが大好きです。

 

投資の世界でのソロスの活躍については,そこら中に記事があふれているのであらためて書く気もしませんが,ヘッジファンドの黎明期に「クォンタム・ファンド」を設立し,10年間で4200%のリターンを出したことで莫大な富を得ました。

ファンドの名前がカッコいいですよね!

クォンタムは彼が主張する再帰性の理論(ちょっと面白い考え方なんですが,書くと長くなるので別の機会に譲ります)と,ハイゼンベルク不確定性原理を基礎とする量子力学の用語にちなんで,ファンドの名前に採用されたそうです。

それにしても4200%って・・・。

 

彼にはウォール街証券アナリストたちをけなす言葉もたくさんあって,ボクはまだ不勉強だけど,何となく共感できる気がします。

 

「会社の決算報告書から盗んできたような」投資レポートの中に「めったに価値あるものを発見することはできない」

「われわれは,゛株式市場は常に間違っている“という仮説から出発している。だから,もしウォール街の連中と同じことをすれば,失敗することは目に見えているわけだ」(出典:同上)

 

近年は政治的発言や慈善活動で注目を浴びることが多いようですが,2023年には息子に自分の事業を譲ったことがニュースになっていました。その資産規模は3兆5000億円だそうです。

譲られた方もたいへんだー。

 

というわけで,まだこのシリーズをどんなふうに書いていこうか定まらないのですが,ちょこちょこ調べては書いていこうと思ってます。

 

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