Re: マイナスから始めるデイトレ生活

デイトレと雑談を楽しむ人に読んでほしいブログ

【しばらくトップに表示中】soraがおすすめする本とマンガ

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【今日のノート:soraがおすすめする本とマンガ】

お気に入りの本とマンガ紹介記事(ただしボクのあつかましいお願い付)を書いたら,案外自分でも楽しかったので,しばらくこの記事をトップに置くことにしました。

随時紹介を増やしていこうと思います(さっそく2冊増やしました)。

また,今後は「sora的おすすめ本・マンガ」カテゴリーとして記事にしていくことにしました。お気に入りの本やマンガを皆さんにも知ってもらえると超うれしいです!

 

-----この下の文章は,一度読んだ方は飛ばしてください-----

デイトレを始め,その勉強のためにブログを書くようになって,ボクの中で関心事の大きな変化が起きつつあるのを感じています。

それはProfit & Lossという言葉に収斂していくような活動への関心です。

ビジネスという営みに興味がわいてきたんです。

もちろん起業とか,大きな投資などにも魅力を感じますが,それ以上に,日常生活や自分が好きなこと,これからやってみたいことの中にビジネスの視点を取り込んでいくことにとても興味があります。

だから2024年は,そういうことを念頭に,ボクにとって楽しいなと思うことを増やしていきたいと思っています。

 

そこで皆さんにお願いがあります!

アマゾンアソシエイトの審査に合格したいから,ボクが大好きな本・マンガを紹介するので,気になったらぜひ「このブログのリンクから購入してください!」

ズーズーしすぎるだろー!

はい,よく承知しておりますとも。でも合格したいんだもーーーん。

ムリに買ってくださいなんて言わないから,興味のわく本・マンガがあったらお願いします。3個売れればいいんだって(でも自分で買っちゃダメなんだって)。

-----ここから下は随時更新します-----

マンガ部門

『夏目アラタの結婚』(乃木坂太郎)

夏目アラタの結婚(1) (ビッグコミックス)

ボクがいま,一番ひとにすすめているのが『夏目アラタの結婚』です。

連続殺人鬼の純愛の物語ですが,とにかく奇想の傑作。連載は徐々に終末に向かっていますが,まったく結論が見通せない。「絶望しかこの先にはないけど幸せになってほしい」と,胸が痛くなるほど思わせる物語づくりには脱帽します。

 

『おとなになっても』(志村貴子)

おとなになっても(1) 【電子版限定特典かきおろしマンガ付き】 (Kissコミックス)

やさしさや切なさをマンガから感じたいなら『おとなになっても』をおすすめします。

夫のいる女性が,偶然知り合ったレズビアンの女性と恋をする話。志村貴子は性的マイノリティが主人公の名作マンガをこれまでにも描いてきましたが,この作品はその中でも特に切なかった。10巻で完結してます。人間関係のあやを描くのが本当に上手だと思います。

 

『マイ・ブロークン・マリコ』(平庫ワカ)

マイ・ブロークン・マリコ (BRIDGE COMICS)

これは映画にもなったコミック。1冊で完結します。

表紙でちょっと示唆されてますが,親友の死を知った女性が,亡き友を弔うために旅をする物語。最後は泣けてしょうがなかった。

ボクは映画や本やマンガを見て泣くことはほぼないんだけど,ここに紹介した3冊は別。特にこの3冊目はじわーっと来た。

 

new!『実録 泣くまでボコられてはじめて恋に落ちました。』(ペス山ポピー)

実録 泣くまでボコられてはじめて恋に落ちました。 コミック 全2巻セット

このマンガ,紹介しようかかなり迷ったんですが,本部門で紹介する朝井リョウの『正欲』とセットで読んでもらえると面白さが増します。マンガのタイトルが「どういう意味?」と疑問に思う方がほとんどだと思いますが,この通りの話なんです(笑)。

こういう恋愛や性的嗜好があって,大真面目に生きてるんだってことが不思議な感動をもたらしてくれます。

本部門

『「その日暮らし」の人類学』(小川さやか)

「その日暮らし」の人類学~もう一つの資本主義経済~ (光文社新書)

ブログの中でも何度か書名を出してるけど,アフリカのタンザニアと中国で行ったフィールドワークの記録。「Living for today」ーその日その日を生きるために,人びとが仕事や富,人間関係をどう感じながら日々を営んでいるかを,興味深いエピソード満載で伝えてくれます。特に労働観の違いは,日本を基準にものを考えていることが当然になっているボクにとって,ハッとするものでした。

 

『この30年の小説,ぜんぶ読んでしゃべって社会が見えた』(高橋源一郎・斎藤美奈子)

この30年の小説、ぜんぶ ; 読んでしゃべって社会が見えた (河出新書)

齊藤美奈子の批評は読んでいてとてもおもしろいです。高橋源一郎はあまり角が立つようなことを言わないけど,齊藤美奈子はそこにはっきりと疑問をぶつけるから,読んでて爽快でした。

中心になるのは2003年~2021年に話題になった本なんだけど,1990年代以降の30年間の小説について話し合ってます。小説好きの人が新しい作家を見つけるには便利な対談集です。

 

『天路の旅人』(沢木耕太郎)

天路の旅人

ベテランのノンフィクション作家が25年もかけて書いた本で,彼の代表作になると言って良い本だと思います。西川一三という男性の数奇としか言いようのない旅と人生を描いていますが,いったいどんな人間だったらこんなに過酷な環境で生き延びられるんだと思うような日々の連続です。そしてその「どんな人間なのか」を,沢木耕太郎がほんっとによく調べ上げて書いてます。分厚い本だから休み中に読むのがおすすめ。

 

『「伝える」ことと「伝わる」こと』(中井久夫)

「伝える」ことと「伝わる」こと 中井久夫コレクション (ちくま学芸文庫)

詩人の松浦寿輝が,高校生から「日本語のお手本」をたずねられた時に,中井久夫がいてくれるから私は安心してお手本をあげることができると言っていた。

ボクも中井久夫と須賀敦子の文章がお手本というか,憧れです。中井久夫は精神科医ですが,とにかく日本語がきれいで,書いてある中身(特に患者との思い出)が優しくて心温まります。

 

『証言 羽生世代』(大川慎太郎)

証言 羽生世代 (講談社現代新書)

藤井聡太の前の大名人といえば羽生善治。この本は,羽生がデビューした頃に,なぜこれほど強い棋士たちが誕生しているのかに興味をもった著者が,羽生との関係を中心に書いたルポです。羽生がいかに人格者で,周囲から心底尊敬されているのかが分かって,あらためてすごい人なんだなーと思いました。将棋を知らない人でもすごく楽しめると思います。Youtubeにあるテスタさんとの対談もおもしろかった。

 

『なぜ男は女より早く死ぬのか』(若原正己)

『女装と日本人』(三橋順子)

なぜ男は女より早く死ぬのか 生物学から見た不思議な性の世界 (SB新書)

女装と日本人 (講談社現代新書)

 

1冊目は,タイトルはひどいけど,中身はとっても面白い性別に関する生物学の本です。男女2性が当たり前のボクたちにとって,生物全体で見たらそれがちっとも当り前じゃないことがわかって,性への見方が変わります。

2冊目と合わせて読むとより楽しめます。日本人はトランスジェンダーに対してとても寛容な性別観を持っていたことがわかります。2023年はトランスジェンダーにとって画期的な判決が2つも出た歴史に残る年でした。

 

new!『正欲』(朝井リョウ)

正欲(新潮文庫)

マンガ部門で紹介した『実録 泣くまでボコられて…』と一緒に読んでほしい小説です。同じテーマを扱っているから。世間からは理解されない/されにくい趣味嗜好をもって生きる人間が,どんな心細さや孤独感を抱えているかを,とてもよくできた物語を通じて伝えてくれる本です。この小説を読んでボクは,どんな人間がいたって驚く必要はないぞと思うようになりました。

 

というわけで,ぜんぶで12冊。どれもボクが自分で選んで読んでみて,とても面白かった本ばかりです。

 

あらためて言いますが,ボクがアマゾンアソシエイトに合格するためという超図々しい動機での本の紹介ですが,気になる本があったらお正月休みにどうぞご覧になってください。