経済評論家の山崎元さんが，１月１日に亡くなったことが，日経新聞で報じられていました。
ボクのおすすめ本『ほったらかし投資術』の著者であり，楽天トウシルやさまざまなネットメディア，マスメディアで，ド素人向けの投資術を解説していました。
第４ステージのがんを公表してからも，その活動は衰えを知らず，舌鋒鋭く金融業界のダメなところを批判し，一般投資家はメディアに騙されず賢くならなければいけないと，とても明快な言葉で発信し続けました。
経済評論家とか経済アナリストの話って，ボクは眉に唾をつけないと聞けたものではないと以前から思ってきましたが，山﨑さんだけは別でした。
昨年開催された「インデックス投資ナイト」というイベントを動画で見た時，このイベントの常連だった山崎さんが最後に登壇され，ガラガラの声で，しゃべりにくいでしょうに，一般投資家に「自分で考え賢くなれ」と話していました。
まるで遺言であるかのように，鬼気迫る，しかし優しさに満ちた不思議なトークでした。
インターネット上には，彼のたくさんのインタビューや対談動画があります。
山崎元を知らなかった方は，ぜひご覧になってみてください。
そして，彼の遺著でインデックス投資のどういう点がすぐれているかを読むと，他の投資との違いが鮮明になると思います。
