＜今日のトレード：開始から４７回目＞
・トレード銘柄：コカ・コーラ(2579)，ラクスル(4384)，メルカリ(4385)，アステラス製薬(4503)，パーク２４(4666)，ローム(6963)
・結果：23勝13敗0分（収支はボクにとっては大負け）
【今日のノート：あのナンピンはなぜ起きたのか。】
「事件はトレーディングルームで起きてるんだ！取引所じゃない！」
・・・あほか。悲しすぎてユーチューブで見た昔の刑事ドラマらしき動画の威勢のいいセリフを真似てしまった。
（正しくは「事件は会議室で起きてるんじゃない！現場で起きてるんだ！」というセリフです。念のため）
「ナンピン事件」とでも呼びたいところですが，歴史認識問題はいろいろセンシティブなのでよしておきます。
あのナンピンはなぜ起きたのか？
事件はボクが疲れて失敗しやすい後場ではなく，前場の前半に起きました。
メルカリが連日株価を下げていて，ダブルトップのネックラインを割ってきそうだったので，そこで空売りをしたんです。エントリーをもう少し待とうかなと思っていたかもしれませんが，前日終値も割っていたので，ここだと思って空売りしたのだと思います。
その直前に，同じ銘柄で２回の空売りを小幅ながら成功していたため，「株価はもっと下がる」という確信を強めていたのが，ボクにわきの甘さをもたらしました。
そして問題の９時３０分，ボクがエントリーするまでに，株価は小さな陽線を１回だけ作りましたが，株価は着実に下がってきていたので油断しきっていました。
ところがエントリーした途端，およそ３０分間にわたり，ほぼ一直線に株価は上がっていったのです。
普通ならさっさと損切りして，買いでエントリーをし直すべきところです。
それなのにボクは，「もう一度下がってくる」という，愚にもつかないヤマ勘を，何か確かな根拠でも持っているかのようにイメージし，あろうことか４分経過後にナンピンを試みます。
それでも株価は急角度で上昇していきました。
１０時３３分。最悪の瞬間がやってきます。
大きな含み損（と言ってもボクの取引規模としてはなので，金額は小さいんですが）を抱えて，「あー，このエントリーの前に得た利益を失いたくないなぁ」と思っていたそのとき，大きめの陰線が出現します。
悪魔が「ほら，待っててよかっただろ？」とささやきました。
「やっとその時が来た！」と思ったボクは，あー，なんて愚かなんでしょう！２度目のナンピンをしてしまったのです。上昇前の値段に戻ってくるだろうから，それまでの下落分で利益を出そうと考えたのです。
その陰線は，上昇途中の踊り場にできた，鴨ネギ専用のトラップでした。
ボクの希望はあっさりと打ち砕かれ，途中何度もわずかに下げては押し目をつけながら上昇を続け，ボクが建玉をすべて決済したのは１４時４０分でした。５時間近く，かないもしない夢を見ていました。
愚行はそれにとどまりません。
１４時４０分までの間に，ボクは何と１４回もの両建て状態を作っては，小さな利確を繰り返しながら，出現することのない大陰線・連続陰線を待ち続けたのでした。
おバカは取引所にいるんじゃない！トレーディングルームにいるんだ！
「青島！確保だ！！」
・・・言われなくてもそうなってますよ。ただし犯人を確保したんじゃなくて，ボクが空売りでつかまっただけですけど。
今日はまったく良いところがなくて（いつもそう書いてる気がする），読んでくださる方に申し訳ないから，ボクが真似したセリフが出てくる動画のリンクを貼っておきますので，そちらをお楽しみください。
来週こそがんばるぞー。
自分のための追記
「下手なナンピン素寒貧」を実践で体験してしまった。運よく本当の素寒貧（非常に貧乏で何もない人のことを言うらしい）にならずに済んだが，油断するな！と何度もなんども口ずさめ！
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