<今日はノートレ日>
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【今日のノート:自分と正反対の人の謎】
どんなことにも「正反対の人」が存在することを,ボクはとても面白いと思っています。
「この漫画おもしろーい!」 VS 「なんだこの漫画,つまんないー」
「髪切った。けっこういいかも!」 VS 「切って失敗。外に出たくない」
「このミュージシャンは売れる!」 VS 「ダメだ,こいつ」
・・・なんか例がどれも些末で教養なくてすみません。
デイトレではこの「正反対の人」が不可欠です。
なぜって,ボクが買いたい時に「売りたい」と思ってる人がいてくれないと売買が成立しないから。
この当たり前のことを,ボクに重要な謎として提示してくれたのが,テスタさんの動画でした(正確にはテスタさんの切り抜き動画)。
いまボクが「この銘柄をこの値段で買おう」としている,まさにその時に,「売ろう」と考えている人がいる。
なんでそんなこと考えるの? ➡ これが謎です。
この謎は,実はもっと奥深い(おバカなボクにとっては)。
1.この日,この銘柄でトレードしようと考えた人が,ボク以外にもいる。
2.この銘柄に見向きもしなかった人がいた。思案の結果,やめた人もいた。
3.トレードしている人の中に,ボクが買おうとしている値段で売ろうと考えている人がいる。
4.その人は,ボクが「買い材料」だと思った情報を打ち消すような,「売り材料」を得ている(かもしれない)。「この銘柄は売りだ」と思っている。
5.その人は,ボクが得た「買い材料」を,「売り材料」だと判断した(かもしれない)。「好決算が出た。買おう/売ろう」
6.あ!買いたい値段で売りが出てる。ラッキー!
7.お!売りたい値段で買おうとしてるやつがいる。しめしめ。
8.売買成立
たった1回の売買に,何重にも偶然と意図が張り巡らされて,ようやく成立です。
ここまで来ると,一種の「ご縁」ですね。
「銘柄に惚れちゃいけない」とはよく言ったものです。
ただ,やっぱり謎なんです。
どうして相手は,この値段で今売ろうと考えたのか。
たとえばですが,チャートは上昇トレンド,直近高値までにはまだ伸びしろがある。
機関やアルゴちゃんがドンドンと大砲を撃ち合うような銘柄でもない。
ボクには買いしか考えられない状況なのに,売る人がいる。
テスタさんもヤーマンさんも,「いま相手方はこう考えているだろうな,と考えることが大事」と繰り返し言っています。
ボクは上のような状況で,相手方が何を考えているか,さっぱりわからない!
なぜ売るの?それで儲かるの?もっと高く売らなくていいの?
相手方はきっとこう考えているのでしょう。
いま買うのか,ド素人だな。
それじゃ勝てないよ。
高値づかみしてあわあわするんだろうな。
おもしろい!
こんなことが1日3兆円分も繰り返されるなんて,なんて奇妙な世界だ。
株式市場では,売ることも買うことも,相手に強制することはできない。
ある銘柄について,自分と正反対のことを考えている人がいる。
ボクはその時,その立場に立たなくていいのだろうか?
相手の立場に立って考えたら,今は売るべき時なんだろうか?
どうして僕にはそう考えられなかったんだろう。
買った僕が上手く利確できた頃,売ったその人もまた,うまく利確できたのだろうか。
なーんて。
こんな抽象的なことを考えたくなるのは年末だからに違いない。
2月と12月は,年間を通して最も自殺が少ない月なんですって。
ボクが買った時に売った人と,一度会って話してみたいなーと思ったのでした。
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