<今日のトレード>
・トレード銘柄:----
・結果: ----
【今日のノート:損切りだけはシミュレーションできない。】
「当たり前だ!」と言われるかもしれませんが,損切りって場中でしか上達しないと思うんです。損切りはシミュレーションできない。
「損を切る」ときの躊躇とか,予想と正反対のことが起きていることを認める悔しさとか,落胆する自分を置いてけぼりにして下方に伸びていく損失が,奇跡的な方向転換をしてほしいというはかない望みだとかは,自分の両の手に「損」を抱えているからこそ生まれる感情だと思うんです。
もちろん,だから損切りのシミュレーションは無駄だと言いたいわけではありません。
シミュレーションの時にできない損切りは,本番では絶対にできないでしょう。そう考えると,机上の訓練にも意味はあるはずです。
人間は,感情を予測することが下手なんだそうです。
「この恋が終わってしまったら,自分は死ぬほどつらいに違いない」と予想していても,自分の予想が裏切られる瞬間を,人は案外冷静に迎えたりするし,逆に想像を絶する苦悩として経験する人もいる。
ボクは常々,どうして値が下がる時はあっという間なのに,上昇する時はそうじゃないんだろうと,値動きのままならなさを不思議に感じてきました。
でも最近気づいたのは,たぶん上がる時もあっという間に上がってることが案外多いんじゃないか,下がる時にゆっくりだと感じていることだってあるじゃないかと思ったんです。
予想が外れたとき,ボクたちの感覚はどこかおかしくなるんだろうな。
そんなことを考えたのは,今日のニュースでヤングケアラー支援の法制化が報じられていたからかもしれません。
「ヤングケアラーが直面する苦労と,お前の下手くそな損切りと,何の関係があるんだよ!」と怒られそうですが,問題はシミュレーションできないってことです。
心を病んだ母親を毎日感情的に支えている子どもの気持ちとか,介護が必要な大人のお世話をするために進学を諦めなきゃと考えている時の心細さとか,ボクにはシミュレーションができない。
損切りなら身銭を切って勉強できる。
でも,勉強する前から身銭を切らされている人の感情は,ボクの下手くそな損切り技術では理解が追いつかない。
なんか今日は自分の感じていることをうまく言葉にできないけど(いつもできてないかもだけど),「損切り」って,とても生きてくってことを感じさせる言葉だなと思ったのでした。
またちゃんとまとまったら書くねー!
ともあれ,ヤングケアラー支援法制化は大事なニュースだよーって話でした。
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