＜株価指数＞
日経平均 32,494.66 +558.15，TOPIX 2,342.49 +34.65，マザーズ 708.63 +9.15，NYダウ 33,804.87 +65.57，ナスダック総合 13,659.68 +96.83，ドル/円 149.27 +0.12
【今日のトレード】
お仕事のため，ほんのちょっとだけ相場を見る時間が取れただけでトレードはなし。
【今日のノート：超初心者のための銘柄選択法】
超初心者にとっての悩みの代表格は銘柄選択だと思います。ボクが勉強しているYoutubeチャンネルや本，ブログにも，初心者向けのコンテンツとして銘柄選択は必ず入っていて，「出来高と値動きのある銘柄を探せ」というのが共通見解のようです。
ところが，過去記事の「IPO銘柄怖い！」にも書いたし，「スピードが課題なんだと思う」にも書いたことですが，出来高が多くて値動きのある銘柄というのは，僕の少ない経験ではほぼ必ずと言って良いほど値動きがものすごく速く感じるんです。
チャートと板を見ながら発注しようと思っても，上に下にビュンビュン値が動いて行って，まるで目が追いつきません。しかも板が一斉に点滅を繰り返して，売り／買いの数量があっという間に変わっていきます。
もしかして，「出来高と値動きがある銘柄」にもレベルというものがあって，超初心者には未熟さに見合った適切な出来高とボラがあるのではないかと考えました。
そんなことを考えていたら，「めたん」さんという方の動画「明日動くデイトレ銘柄の探し方＆選び方」が目にとまって，見てみました。動画には，「自分にどんな銘柄が合っているのか一度真剣に考えてみてください」というとても貴重な助言があって，「あー，やっぱり身の程をわきまえて銘柄選びをするって大切なんだな」と納得しました。
めたんさんの動画では，「一日の出来高が１０万～１００万」「スプレッドのある銘柄」「東証グロース・東証スタンダード市場の銘柄」「株価は５００円～３０００円」と，かなり具体的な条件が説明されているので，銘柄選びに悩んでいる方には参考になる情報だと思います（ちなみに株価の条件はスピードには関係がなく，３０００円以上になると呼び値が５円幅とかになって，損が大きくなるリスクがあるからということでした）。
ちなみにボクがよくお名前を出す「うり坊さん」は，出来高ランキングで２０位以下ぐらいが良いんじゃないかというようなことを言っていて（市場の種類は明言していない），これはめたんさんも動画の中で同じことを言ってました。理由は，出来高ランキングトップ２０銘柄では実力的に難しいからということです。
ここまで理解したところでハタと困ったのは，出来高を範囲指定して銘柄検索できるツールがないことなんです。楽天証券のスーパースクリーナーも，マネックス証券の銘柄スカウターも，SBI証券のでも，出来高を指定した検索ができないんです（出来高変化率とか，日中出来高急増とかはあります）。
そしてようやくたどり着いたのは，マケスピⅡの市場別の出来高ランキングでした。これなら１００位までの出来高ランキングなので，１５万前後以上の出来高がある銘柄を調べることができます。
あるいは，ティック数や売買代金も出来高と相関がありそうなので，そっちも良いかもと考えて，出来高・ティック数・売買代金のランキングを並べてみたのが下の図です。
この日（今日）はギガワークスが３タイトル独占でしたが，２位以下はわりと順位が入れ替わります。それから，売買代金のランキングには中位の銘柄に出来高１０万株未満や１００万株以上のものが現れるし，ティック数ランキングでも下位に１００万株超の銘柄が出てきたりします。頭の回転ののろいボクは混乱します（笑）。
これで出来高の問題はなんとなく解決できたのですが，値動きの方はまだ良い検索方法が見つかりません。楽天証券のスーパースクリーナーには「６０日平均ボラティリティ」という項目がありますが，これは過去６０日の「終値の標準偏差」なので，１日の値動きとは違いますよね。SBI証券も同様でした。マネックス証券の銘柄スカウターにはそもそも出来高やティック数で銘柄を探すという機能がなく，設計思想がまったく違っていると感じました。
いまのところ，値動きについては個々ににチャートを見て確認するしかないようです（ボクが思いつく限りの話なので，絶対ではないことに注意。他の方法をご存じの方は教えていただけるとありがたく思います！）。
値動きのスピードに至っては，簡単に調べる方法はないのだろうというのが現時点での結論です（スピードを測る指標がたぶんないから当たり前か）。
というわけで，超初心者のための銘柄選択法は，マケスピⅡで出来高ランキングを見て，個々の銘柄のチャートで値動き（ボラ）を確認し，値動きのスピードは相場中の板で確認するしかないということですね。感覚的には５０万株以下になると，寄付きと大引け前以外は約定そのものが散発的で，止まっている時間が長くなる感じなんですよねぇ…。
相場格言，「金の生る木は水では生きぬ，汗をやらねば枯れていく」というところなのかなって話でした。
