これは雑談記事です!
<今日の雑談>
日経、真ヨコヨコが続いてますね。
まだ夏相場なのでしょうか。
マンガ『BLACK LAGOON』には「設定考証」という(ボクには)聞きなれない役職がクレジットされていることに気づき、「なんだろう?」と調べてみたのですが、明確な業務内容の定義が見つけられませんでした。
自己流に定義すると、フィクションの世界を創造するときに、物語の内部の整合性やリアリティを整えたり、そのための具体策を提案するお仕事のようです。
『BLACK LAGOON』の設定考証は白土晴一さんという方が務めているのですが、その方が別の作品でも考証していたので、その作品『ヨルムンガンド』というアニメを観てみました(設定考証は原作のマンガの方で担当しているのですが、アニメにもクレジットが出てきます)。
いやー、大当たりでした!
『ヨルムンガンド』もすごくおもしろかったです。ボク好み。
『BLACK LAGOON』は犯罪者や流れ者が集まる架空の島ロアナプラで「運び屋」をしているチームのお話しでしたが、『ヨルムンガンド』は武器商人とその私兵からなるチームの物語でした。
どちらの作品にも共通しているのですが、実在しない場所や商品の背景に国際紛争やテロ組織、各国の軍隊などが登場して、とてもリアリティを感じさせるんです。
設定考証がすばらしいのですね、きっと。
ボクは『ヨルムンガンド』を観て「武器商人」という存在に初めて興味を持ったので、これから関連のノンフィクションでも読んでみようと思っています。
アニメでは、架空のお話とはいえ、物語の中で「戦争の民主化」という言葉が使われていて、最近の軍事技術の進歩を考えると、なるほどと思ったのでした。
戦争の無人化ともかかわる話ですが、戦争の形態が近接戦闘中心から遠隔戦へ、さらに電子戦へと変化し、武器や兵器の製造は従来の重工業だけではなくなってきています。
また、2000年以降は民間軍事会社(PMC)が急成長し、戦争は徐々に「国家事業」ではなくなりつつあります。
『ヨルムンガンド』はまさにその変化を取り込んだストーリーになっていて、兵器の調達や輸送はもちろん、兵站には民間企業の存在が欠かせないということを浮き彫りにしています。
これはウクライナ戦争で現実にあったことですが、戦争の遂行に重要な通信インフラ(インターネット回線など)を破壊されたウクライナの窮状を、イーロン・マスクの会社スペースXが自社の衛星を使って支援した事例があります。
スペースXに関してさらに言えば、NASAが果たせなくなった有人宇宙飛行を継続的に実現しているという現状もあります(アメリカは国家としては宇宙開発競争でロシアに後れを取っている)。
イーロンって最近ちょっと嫌な奴だけど、こういうところでの存在感はさすがだなと思いました。
『ヨルムンガンド』の物語の結末は、現在の科学技術では実現されていないものを登場させていますが、それでも最新の戦争技術、リアルな国際情勢を織り交ぜていて、好奇心を刺激されます。
未見の方、おすすめです!
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